2010年10月18日月曜日

帰ってきたロボットデザイン研究会の作品

6月から9月まで日本科学未来館で開催されていた、「ドラえもんの科学未来展」での出展を終えた、大阪芸大ロボットデザイン研究会の提案モデルたちが、大学に帰ってきて展示されていた。






「ロボット」という言葉からはいろんな形態イメージがあるだろうが、ロボットデザイン研究会としては、全体的にある一定の方向を向いていて、まとまり感もあると思う。

全体的に、ドラえもんや鉄腕アトムのような人形タイプのロボットではなく、知能を持った便利な機械・システムというスタンス。
でも、ユーザーとそのモノとの関係は、精神的には、やはり、ドラえもんや鉄腕アトムなんだろうな。って思う。



なによりも、学生たちが、3Dデータの作成で苦労してるのを見てたから、実物を見るとやっぱり、感動する。

そのデータを様々な最新の3D実体化技術で展示にこぎつけたのだから、たいしたもんです。
拍手です。
そして、そのコストにぞっとします(笑)

そして、ご協力いただいた、企業の皆様には心から感謝したいと思います。


2010年10月9日土曜日

Rhinoceros V5 いいかも!

大阪で行われたアプリクラフトさんのセミナー。

本当は昼前から夕方まで、「HAYABUSA」「VSR」などのリアルタイムレンダラーの紹介やT-Splineの体験セミナーなどボリュームのあるセミナーなのだが、時間の都合で、リアルタイムレンダラーとV5の体験セミナーのみ参加。

リアルタイムレンダラーというのは、文字どおりレンダリングリアルタイム。

リアルなマテリアル表示と、リアルなライティングのままカメラアングルを変えたりすることができて、カメラアングルが決まった時が、ほぼ、レンダリング完了の時。(PCやグラボの性能にもよる)

マテリアル設定をして、ライティングを決めてカメラアングルを決めて、「おりゃ!」と実行して、しばらーく待って、出来上がったレンダリング画像を見て、「あ、違った。」とかがない。

んで、かなりリアル。

だから今「Flamingo1.1」の表現で苦労しているナントカ芸術大学の学生さんは、たぶん怒るね(笑)

VSRは30日間使えるDEMO版があるみたいなので、近々試してみたい。

あと、Rhinoceros V5の体験セミナーでは、実際にV5の新機能を紹介してもらいながらの体験。

地味でマニアックだけど嬉しい新機能いろいろ。

なによりも64bit対応になったってのが嬉しい。

あとインターフェースがなにげに変った。まだ、開発途中なのでアイコンのデザインとかも変る可能性はあるだろうけど、タブの切り替えで並ぶアイコン達が変る。

正直言って、ビミョウ・・・。

「え?これ便利なんかな?」って感じる。

インターフェースは今のに慣れてるから、変るのは正直あんまり嬉しくない。

オブジェクトの表示方法も新しいTechnicalと言う線画表現が追加された。

うーん。好きな人は好きかも(笑)



あと、インターフェース的に新しいのは「Gumball」機能。
いちいち、スケール移動コマンドを使わなくても、マウスドラッグや数値入力でダイレクトに出来てしまう。
他のCGソフトとかでは、「マニュピレーター」とか言われるものである。
これは快適かも!

選択オブジェクトの真ん中に出ている緑・青・赤の矢印みたいなのが「Gumball」。
このマークをマウスで操作するだけで、スケール・回転・移動ができる。


あと、実は今でもRhinoceros V5のWIP版(Beta版より、前段階)は実際のワークで使い始めているのだが、話には聞いているが、どうしてもどこにあるのか、どんな名前のコマンドなのか判らなかった機能が「RDK」(Rendering Development Kit) 機能である。

たとえば、実際にモデルに対してフィレット(角の丸め)を施さなくても、シェーディング表示時やレンダリング実行時に、角が指定のフィレットで丸められているように見せる機能も、RDK機能のうちの一つである。

とりあえず、レンダリングのリアリティーの為だけに、フィレット付け作業で残業しなくてもよいという泣ける機能である。

で、そのコマンドがメニューのどこにも見つからないし、アイコンも判らなかったのだが、
なんと、今のところ、打ち込みコマンドでした!
そら、判らんわ(笑)

「Apply edge softening」

とコマンドエリアに入力して、オブジェクトを選ぶと、ピン角のオブジェクトがシェーディングやレンダリングでは、ちゃんと角が丸められている。




そして、表示上丸められているということは、内部のポリゴンデータが丸められているわけで・・
ということは、丸められたポリゴンデータを出力することもできるわけで・・・
ということは、そう、実はレンダリングの為だけではなく、STLファイルを出力すれば、角が丸められたRP(Rapid Prototyping)によるモデルも出せるのである。


ただし、ガチのフィレットほど細かいポリゴンを切ってくれないので、あまりきれいな造形にはならないかも・・・・・。



2010年10月8日金曜日

設計・製造ソリューション展

時間がなかったこともあり、サッと見て周って、お世話になっている出展社さんのブースに挨拶に行って・・・


そんなもんかな。




はじめて見る、新型のRP低価格小型RP装置とかも展示されていたけど・・

昔はもっと、なんかワクワクするものがあった。

単にコンパニオンガールの数が減ったからとかではない・・・。(強調)

3D_CADもスキャンも、3Dプリンターも、出し切った感。

最新で派手で、高額なソリューションを提案してもどうせ売れないしってことかな・・。

ただ、アンケートお願いしますの連呼と、名刺と引き換えにもらうボールペンとか・・・



あ、びっくりしたのは、ある会社のブースに3Dデータを提供してるのだが、
おもっきし、実名公開されてたこと(笑)

「リードデザイン」とかじゃないんや・・・(苦笑)


最近は同時開催されている、機械要素展のほうが面白い。



やっぱこのロボットの車輪すごいよな。




「OMINI ROBO」って名前やけど、
ロボコップでもED-209でもないですから。


いつもインテックス大阪には「沖縄ドーナツ」が売ってるんやけど、食べたことないと思って、
昼飯代わりに3個買ってみた。

なんか素朴というか、なつかしいというか、こんなん自分で作れるわ的な・・・

やっぱミスドのほうがいいです。


2010年10月3日日曜日

俺的には 「OSAKA DESIGNWEEK」

大阪南港で開催されていた「LIVING&DESIGN」の前後にデザインイベントがあったので、個人的に先週は「OSAKA DESIGNWEEK」って気分だった。

その「前」というのは、JIDA関西が毎月開催する「JIDAサロン」。


毎回なにか「お題」を決めて、それに明るい方を囲んで、いろいろと意見を交換する会である。
今回のお題は「イタリア」
イタリアから来日中のデザイナーさん(名前忘れちった・・)のお話と、イタリアと言えば、Depro Designの高尾さん! のお話。

つか、やっぱ高尾さんはスゴイ。あんだけ仕事して飲み歩いて、ゴルフ行きまくって、とにかくスゴイ!

トークの内容も大変勉強になりました。

次の日は「LIVING&DESIGN」。
これは先日ブログにも書いた。


んで、次の日の10月1日は、Twitterにつぶやいたけど、「DESIGN EAST01」。

北加賀屋の造船所の跡地でゲリラっぽい感じで行われていた。


びっくりしたのは、あの天満橋にいた、巨大アヒルが、ここにいたこと!




昼からの三木健氏とGrafの服部氏のトークセッションと、

夜のトークセッション。
こちらは、「HUGE」の柴田氏、「Pen」の山田氏、「デザインの現場」の猪飼氏、「日経デザイン」の廣川氏、京都工繊大の岡田氏によるもの。

どっちのトークセッションもスピーカーがビール飲みまくりながら、エエ感じにグダグダで、実に良かった。


会場は、ほぼ学生でいっぱい。
図面見ながら、この場で作るワークショップとか面白い企画。
でも大阪芸大の可塑室みたい。
そう、会場全体が美大、芸大なノリ。

確かに、「LIVING&DESIGN」のアンチテーゼと言える企画。

でも、確実に大阪での新しいデザイナーの世代や、ムーブメントがあるって感じる事が出来た。

次回も見に来たい。